私は海外のEtsyというサイトで絵の個人有償受付をしているのですが、今までで合計30件ほどのご依頼があり(2023年5月現在)、評価は最高(5 Star)をいただいています。
https://www.etsy.com/shop/studionichigetsu/
・・・だから何?日本に住んでるんだから、わざわざUSドル建ての絵の依頼なんかしないよ。円安だし、いくらでも上手な人にskebやpixivで依頼できるし。神絵師ならともかく普通のレベルだし。ってなりますよね。ごもっともです。
pixivやツイッターを見ていると、プロか!?というくらい上手なのに、特に絵の仕事はしていない、という方が本当にたーーくさんいますよね。日本人は総じて絵が上手すぎる!!と思います。漫画やアニメが一般化して、教室で生徒が集まって絵を描いているのはごく普通の光景となり、国民平均のレベルは世界一といっていいのではと思います。漫画って日本が世界の先端ですから、そりゃそうなんですが、でも昔はオタクは迫害されてこそこそ描くものだったので、本当にいい時代です。
私がたまに仕事をもらえているのも、海外向けのサイトで依頼受付しているから、ということに尽きると思います。私も、skeb(基本的に日本のサービス)でも一応有償受付のリンクを作ってはみましたが、依頼は一件もありません。↓
興味を持った方は、Etsyとskebのサイトを較べていただくとわかると思いますが、絵の実績のある方々のレベルが本当に段違い。
近年はAI絵師も参戦してきて(「絵師」と呼べるかどうかは議論がありますが)、たまに指がぐにゃっとオカシイことをのぞけば、安定して綺麗なイラストが量産できるようになり、日本でイラストで食べていく、というのは本当に荊の道だと思います。日本が恋しい日々ですが、この件に関しては日本在住でなくてよかった・・・と思ってしまいます。
しかし、アメリカは物価が高いし、ちょっと強気の値段設定を、とやってみたらある時から依頼のペースが落ちて、自分の力量を超えた設定にしてしまったのか、あるいはEtsyにもAIのショップが増えてきたからなのか、さて・・・といった感じです。AIのお店は、やっぱりまだ依頼主の思った通りのものは出力できないらしく、評価が高いところは私はまだ見ていませんが、時間の問題でしょうね・・・。
ちなみにEtsyはイラスト有償サイト、というわけではなく、ちょっとアートなテイストの品物(アクセサリーや洋服などいろいろ)全般を扱う大きなオンラインサイトで、個人でイラストを売ることもできる、といったものです。すごく気に入ったデザインのアクセサリーなどがあれば、海外からでも買う価値はあるかも?